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動画制作を依頼する前に:ペルソナを考えるフロー

動画制作を依頼する前に:ペルソナを考えるフロー

動画制作を依頼するとき、なんとなく
・バズらせたい
・動画を使ってみたい
・若者にリーチしたい
こんな風に考えていないでしょうか?

需要先行にしても供給選考にしても、それでは不十分です。

なぜなら、どんな人物を相手にするかによってデザインやテンポ感など動画の出来が大きく変わってしまうからです。より動画制作を効果的にするためにはペルソナを設定する必要があります。

御社が求める行動を顧客にしてもらうには「どのような人物が」「どのような理由で」それに至るのか。

ペルソナを明確にしておけば
・動画制作案が具体的にイメージできる
・制作会社への発注がスムーズになる
・発注したものがイメージ通りの出来になる
といったメリットがあります。

ペルソナとは

ペルソナとはサービスを利用する具体的なユーザー人物像のことを指します。何かサービスを販売するときペルソナを定義すると思いますが、これは動画の場合でも同様なのです。

①顧客情報

・年齢
・年収or売上規模
・家族構成
・職業
・普段利用しているサービス
・趣味

これらの情報は範囲の広狭にかかわらず明確化されていることが重要です。範囲が広ければ、逆に絞るという選択肢をなくすことができるためです。

これらの顧客情報は動画制作においてはデザイン、言葉遣いなど見せ方に関する部分を左右します。

例)不動産の賃貸を成約させたい場合

条件)動画を使って少し高額なリノベ物件の賃貸を成約させたいと考えている。

とすると、下記のようになります。

・年齢:20代後半~30代後半
・年収:400万円以上
・家族構成:独身
・職業:建材会社の営業
・普段利用しているサービス:NewsPicks
・趣味:ゴルフ

この段階で、例えば「テキストや映像の色味を目まぐるしく変化させるような動画にはしない」などの制作ルールが固まってきています。

これだけでも制作後で二転三転することを防ぐことができるため大きな収穫と言えるでしょう。

②顧客の感情・悩み

ここからは「顧客が何を考えてゴールに向かっていくのか」を具体的に考えていきます。

・どのような悩みを抱えているのか
・どう思ったからその商品を購入するのか

といった部分です。

これにより、どのような動画を制作していくのか詳細な内容を決定づけることができます。

例)不動産の賃貸を成約させたい場合

「少し高くてもリノベーションされた物件を借りたい」と思っている人はどのようなことをモチベーションを抱えているのでしょうか?

・おしゃれな部屋に住みたい
・異性の気を引きたい
・汚い部屋に住みたくない
などが考えられます。

あとは、それらの感情を解決する動画を制作していきましょう。

例えば「古いのに綺麗?リノベ物件に住んでみた感想」という動画はどうでしょうか。

上記の「汚い部屋に住みたくない」といった感情の先にある「リノベ物件というものは綺麗なのだろうか」と深ぼった部分までリーチすることができます。

まとめ

動画を使った認知の拡大・販売が流行している昨今ですが、成果を出すためには何となくで発注してはいけません。

また、SNSやYouTubeなどを活用した動画マーケティングに見識のある制作会社ばかりではないのが事実です。自身でもペルソナ設定を理解しておきましょう。

ペルソナはより詳細に「普段どのような服装を着ているのか、どのような髪形なのか」パーソナルな部分まで書き出すこともありますが、これらは必ず必要というわけではありません。状況に応じてどこまで絞り込むのか判断していきましょう。
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